赤ちゃんの歯に願いを…ママが妊娠中に出来ること

日々お腹の中で成長する赤ちゃんに、様々な期待や不安が膨らんでいることでしょう。しかし何よりも丈夫で元気な赤ちゃんに育ってほしいですよね。
病気をしない丈夫な赤ちゃんに育って欲しいのは勿論ですが、虫歯にならない、丈夫な歯をもった赤ちゃんにもなって欲しいと思いませんか?今回は赤ちゃんの歯のために、妊娠中に出来ることをご紹介します。

歯が作られる時期

赤ちゃんの歯が作られる時期ってご存知ですか?実はお腹の中にいる間に、既に歯は出来始めているのです。

まずは、赤ちゃんがお腹の中で成長する過程を追ってみましょう。
妊娠3週間から 消化器や循環器系が形成される
妊娠4週間から 頭と胴体の形がはっきりし、目、口、耳などが出来る
妊娠3か月から 胎児と呼ばれるようになり、ヒトらしい形になってくる
妊娠4か月から 心拍数が活発になる

それに対して歯が成長する過程は
妊娠7週から 乳歯の芽が出来る
妊娠3、4か月から 永久歯の芽も出来始める

身体の主な部分が出来た直後に、もう乳歯の芽が出来るのです。このことからも、歯が人間の身体にとって重要なパーツであることは、ご理解頂けるのではないでしょうか。

歯の形成に必要な栄養素

胎児は胎盤を通して、ママから直接栄養をもらっています。つまり、お腹の中で乳歯や永久歯の芽が出来て成長している間、ママが摂取した栄養素がそのまま歯の芽へも供給されているのです。
ですから丈夫な歯になるための栄養素を、是非ともこの時期から摂って頂きたいのです。

そこで、以下に歯の形成に必要な栄養素を挙げます。
タンパク質 歯の土台を作る 魚、肉、大豆製品
カルシウム 歯の表面を作る 小魚、乳製品
ビタミンA エナメル質を作る カラーピーマン、しそ、レバー
ビタミンC 象牙質を作る キャベツ、ピーマン、キウイ
ビタミンD カルシウムの働きを良くする いわし、しらす、いくら

丈夫な歯にするためには、これらの栄養素をバランス良くしっかり摂ることが必要です。
但し、妊娠中に動物性のビタミンAを過剰摂取することは、奇形を招くと言われています。過剰摂取を控え、植物性のビタミンAでも補うようにしましょう。

また、これらの栄養素は歯が生えてきてから摂取しても意味がありません。形成している時期に摂ることが、丈夫な歯を作る条件となるのです。

丈夫な歯のためには良質な母乳

出生後乳歯が生えるまで、歯茎の下で歯は成長しています。よって、この時期に赤ちゃんが摂る栄養素も、歯の形成に影響するのです。
乳歯が生えるまでの間に赤ちゃんが摂る栄養源は、母乳かミルクです。母乳の栄養価が高いことは、皆さんもご存知だと思います。様々な事情があると思いますが、歯のためにも出来るだけ母乳で育てることをお勧めします。
そこで、妊娠中に出来ることは「母乳の出やすい身体にすること」です。
産院でもマッサージや食事面での指導があると思いますが、水分をたくさん摂って、身体を温める野菜を摂取するなど心掛けましょう。母乳は血液から出来ています。つまり、サラサラな良い血液を作ることが、母乳の出やすい身体作りにつながります。

無理はしないで。でも意識して

妊娠中は医師からも「鉄分を摂りなさい」とか「太りすぎに注意して」など色々言われるかと思います。
そうは言っても、無性に甘いものや酸っぱいものが食べたくなる時ってありますよね。
栄養にとらわれ過ぎてストレスを抱えてしまっては、赤ちゃんのためにも良くありません。医師から指導が入っている場合は別ですが、過剰摂取にならない程度に甘いものも食べましょう。この時、乳脂肪が多い洋菓子はほどほどにして、和菓子を食べると良いですよ。
但し、ママ自身が虫歯にならない様に気を付けてくださいね。虫歯菌が赤ちゃんに移ったら、せっかく良い栄養素を摂っても台無しです。

歯の形成に必要な栄養素は、歯だけでなく赤ちゃんやママの身体にとっても必要な栄養素です。「歯のためにも良いんだ」と思って、バランスの良い食生活を送ってくださいね。https://www.farmingbury.org

虫歯だけじゃない!気を付けたい子どもの歯肉炎

お子様の歯で、皆さんは何を心配されますか?おそらく一番は虫歯で、次に歯並びなどではないでしょうか。幼稚園や学校でも昼食後に歯磨きをしたり、歯磨き指導を積極的に行っていると思います。
しかし近年注目されてきているのが、歯周病の低年齢化。今回は子どもに増えつつある歯周病の一歩手前、歯肉炎についてご紹介します。

歯肉炎の子どもの数

皆さんが子ども時代だったころに比べて積極的になった歯磨き指導。事実、1980年代まで約9割の小学生が虫歯経験者だったのに対して、現在は約5割に減っています。
しかし一方で、歯周病の一歩手前の歯肉炎の子どもが増えてきています。厚生労働省の平成23年歯科疾患実態調査によると

5~9歳 プロービング後の出血 25% 歯石の沈着 10.5%
10~14歳 プロービング後の出血 26.7% 歯石の沈着 18.6%
という報告が出されています。この年代で歯周病の子どもはいませんでしたが、15~19歳になると軽度歯周病患者が4.5%出現します。つまり、10代前半以前に歯石の沈着を放置した結果、10代後半で歯周病になったと考えられます。中学生以下の歯周病予備軍が35%~45%いると考えると、虫歯同様に予防が必要であることがお分かりいただけると思います。

歯周病の要因

では、歯周病はなぜ起こるのでしょう。以下の状況の場合、歯周病になるリスクが高まります。

・甘い物をよく食べる ・ジュース類をよく飲む
・硬い物より柔らかい物が好き ・鼻ではなく、口呼吸をする
・歯ぎしりをする

お子様が上記のいずれかに当てはまる場合は、注意が必要です。また、根本的に歯の噛み合わせが悪い場合は、汚れが付着しやすくなり、歯ブラシも届きにくくなるので、歯周病になり易くなります。これらの要因は、虫歯になり易くなるのと同じですね。
なぜ子どもの歯肉炎が増えてるの?
では虫歯が減ってきている一方で、なぜ歯肉炎が増えてきているのでしょう。原因の一つとして、虫歯に比べて気づきにくいことが考えられます。

学校の歯科健診でも歯肉の状態は見ています。
歯肉炎が認められた場合「GO」と記載されます。これは、歯肉に軽度の炎症があるものの、健康な歯肉も存在している状態。また、歯垢が認められるものの、歯石の沈着は認められない状態を表しています。「GO」は歯周疾患要観察者とも呼ばれ、治療勧告の対象者になりません。
歯科検診で虫歯があったかどうかを気にされる親御さんは多いと思いますが、歯肉炎があったかを気にされる親御さんは少ないのではないでしょうか。
虫歯が無ければ、わざわざ歯医者に行かないですし、今の歯磨き方法を見直すこともないですよね。

しかし、虫歯の原因菌(ミュータンス菌)と歯周病の原因菌は種類も異なれば、進行の仕方も異なります。
ミュータンス菌は歯の表面を徐々に溶かしていくのに対し、歯周病の原因菌は、酸素の少ない歯と歯茎の間で、歯茎から徐々に歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしていきます。
虫歯は、途中で歯が沁みるなどの自覚症状が出やすいですが、歯周病は痛みが無い分気づきにくいとされています。

仕上げ磨きで歯周病予防

普段、子どもの歯茎を見る機会って無いですよね。定期的に歯科検診を受けることが一番ですが、家庭でもチェックしてあげて下さい。そして、出来れば仕上げ磨きをしてあげて下さい。
小学生になると仕上げ磨きを卒業するご家庭も増えてくるかと思いますが、虫歯の無いお子様でも、時々歯茎チェックのために仕上げ磨きをしてあげて下さい。その時、歯ブラシを歯と歯茎の間に斜めにあて、1本1本小刻みに動かしてあげて下さい。もしもこの時出血が見られたら、歯肉炎の可能性があります。

前項での歯周疾患要観察者「GO」は、日々の正しい歯磨きで、炎症が消える段階です。その後歯石が沈着してしまった場合は、歯磨きで除去できませんので、歯医者で除去してもらいましょう。
歯石の沈着は、素人の目では判断が難しいですよね。もしも歯茎から血が出た場合は一度受診して、医師の指導の下改善に努めて下さい。
歯周病は、歯がぐらついて気づいた時には既に歯槽骨が破壊され始めています。そうならない為にも、お子様の歯茎チェックをしてみて下さい。よく見るサイト⇒https://xn--eckya1em1fzf5a9999h.xyz/

仕上げ磨きっていつまで?ママの長~い愛情で虫歯予防

皆さんはお子様に仕上げ磨きをしてあげていますか?子どもが寝る前は、ママも何かとバタバタですよね。小さい頃は毎日仕上げ磨きをしてあげていても、年齢が上がるにつれ段々面倒くさくなるのも事実。
でもやっぱり虫歯を作らないためには、仕上げ磨きが必要です。今回はお子様の年齢と仕上げ磨きについてご紹介します。

虫歯の子どもと時代の変化

私たちが子どもの頃、虫歯の治療をしている子が多かった記憶はありませんか?実は昔に比べて、虫歯である子供の数は減っているのです。(学校保健統計調査報告書より)

《虫歯の子ども(未処置+処置済)》
ピーク時 1960、1970年代 幼稚園児・小学生 約90%
(未処置のみ)幼稚園児 約85%・小学生 約80%
現在 2015年度 幼稚園児 約35%・小学生 約50%
(未処置のみ) 幼稚園児 約20%・小学生 約25%

《虫歯になった経験がない子供》
現在 2015年度 幼稚園児 約60%・小学生 約50%

虫歯である子供の数は、90年代後半以降、急激に減少しています。その理由として、80年代以降、治療技術が向上した点、各機関で予防を推進するようになった点があげられます。
そして、かつて子どもの虫歯が当たり前だった時代がここまで変わったのは、何よりもママ達の努力によるものだと考えられます。

年齢別虫歯の子ども割合

昔のピーク時には、幼稚園児の方が多かった虫歯。しかし現在は小学生の方が、虫歯の子どもが多くなっています。
そこで、現在虫歯の子どもの年齢別割合を見てみましょう。

《年齢別虫歯の子ども(未処置+処置済)》(2015年度)

6歳 45%
7歳 52%
8歳 57%
9歳 58%
10歳 51%
11歳 42%
12歳 38%

10歳から虫歯の子どもが減少するのは、乳歯から永久歯に生え変わる時期で、虫歯ごと抜けてしまうからです。
注目すべき点は、9歳まで増え続けていること。
これは子どもの年齢と共に、仕上げ磨きを卒業してしまう家庭が増えてくることが、原因の一つと考えられています。

永久歯を虫歯にしてはダメ

せっかく幼稚園の頃に頑張っていた仕上げ磨き。乳歯から永久歯に生え変わる大事な小学生の時期に「もう一人で磨けるでしょ」と言って卒業してしまうのはもったいない!

乳歯は、幼稚園で下の前歯から抜け始めると同時に、6歳臼歯が生えてきます。
小学生になると、次から次へと乳歯が抜け、6年生までに全ての永久歯が生え揃います。乳歯が抜ける時期には、個人差があります。

小学校低学年までは、仕上げ磨きをする家庭も多いのですが、3年生頃になると卒業してしまう家庭が増えてきます。しかし、未だ歯は生え変わっている時期。生えてきた永久歯の横の乳歯が虫歯だと、永久歯が虫歯になる可能性が高まります。
仕上げ磨きは虫歯の予防になるのは勿論、万が一虫歯になった場合の早期発見にもつながります。

仕上げ磨き卒業のために

先ほど「年齢別虫歯の子どもの割合」でも記した通り、仕上げ磨きを止めたとたん虫歯が増える傾向にあります。つまり、子ども自身でしっかり磨けていないことを表しています。

小学校低学年では、ママが最後にしっかり磨き上げて下さい。
小学校3、4年生では、ママが仕上げ磨きをしてあげると同時に、歯磨き指導もしてあげて下さい。1本1本丁寧に磨く方法やデンタルフロスなどの使い方も教えてあげると良いでしょう。
小学校高学年では、仕上げ磨きというよりも、きちんと磨けているかをチェックしてあげて下さい。

虫歯の子どもの数は12、13歳を下限に、その後再び高校生まで増加傾向にあります。現在の高校生では、約50%が虫歯(未処置+処置済)になっています。つまり、小学生と同じ割合に戻ってしまっているのです。
中学生に仕上げ磨きをするのは、さすがに嫌がられると思うので、小学校高学年の内にしっかり自分で磨けるよう家庭でも指導してあげて下さい。きちんと自分で磨けるようにすることが、虫歯を作らない大人への手助けになります。虫歯になりやすいパパ、ママ必見!歯垢を除去する歯磨き粉ブリアンで虫歯とおさらば!